FIREを考える際に自分が何歳くらいまで生きるかの計算をした上で積み上げる資産を考えると思います。
その際にどれくらいの年齢まで生きることを考えるでしょうか。
結論としては、平均寿命よりも+10年、より安全サイドに振ると100歳まで生きることを考えておくといいです。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在1,300万円弱を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
FIREを達成できる人は長生きする可能性が高い
FIREを達成できる人は自分を律することができるので、長生きする可能性が高いと思います。
例えば健康に対する意識が他の人に比べて高く、本人としては当たり前に出来る健康維持や、定期的な健康診断などをしていると思います。
またFIREを達成してツラい仕事から解放されれば、ストレスなども減り体への負担も減るので健康を維持できます。
男女ともに平均寿命が伸びている
男性、女性ともに平均寿命が伸び続けています。
2020年時点での平均寿命は、
・男性では81.64歳
・女性では87.74歳となっています。
1 主な年齢の平均余命、厚生労働省
しかもこれは平均寿命なので、若くして病気や事故で亡くなった人を除くと寿命はさらに伸びます。
寿命ではなく平均余命(〇〇歳まで生きた人が平均で後何年生きるか)を見てみると、
65歳まで生きた人の平均余命は、
・男性で20.05年
・女性で24.91年となっています。
1 主な年齢の平均余命、厚生労働省
さらに先ほども言ったように、FIREを達成した人はさらに長く生きる可能性があります。
平均余命よりも+10年くらい寿命を長く見積もっておくのがいいと思います。

男女ともに人生100年時代が到来しています
100歳まで生きるつもりで計算してもいいと思います
FIREした場合、受け取れる年金が減る
サラリーマンがFIREした場合、FIRE後の年金支払いが国民年金のみになるので、老後もらえる年金が定年まで勤めた人に比べて少なくなります。
老後に受け取る年金が減れば、その分をFIREするまでに積み上げた資産から取り崩さなければいけません。
インデックスファンドの出口戦略4%ルールや、配当金でFIRE後の生活費を完璧に賄えるようになっていれば、何も問題ありません。
しかしそうするとFIREまでに必要な金融資産が増えてしまい、FIREまで時間がかかってしまいます。
対策としては
受け取れる年金が減ってしまうことを考えてFIREをしなければいけませんが、具体的な対策としては以下の方法があります。
FIRE後は完全リタイアではなく、無理のない範囲で働く
FIREした後、無理のない範囲で働くことで収入を得れば資産の取り崩しをしなくて済みます。
単純にバイトをしてもいいですし、今まで副業として行っていたことを本業として取り組んでもいいです。
FIREを考えている人はこの考え方をしている人が多いのではないでしょうか。
年金の受給年齢を遅らせる
年金の受給年齢を遅らせて、1年間で受け取れる年金の受給額を上げておくといいです。
65歳で受け取れる年金の受給開始を1年遅らせるごとに、年金の受給額を8.4%増やすことができます。(最大75歳まで繰り下げることが可能)
自分の生活レベルに合わせて受給を遅らせることを考えてみましょう。
年金の受給を遅らせた分は、上記に述べたように無理のない範囲で働く、または資産を多めに取り崩すなどして生活していきます。
年金の受給を増やせば、生活費の多くを年金で補うことができます。
その分資産が減っていても問題なくなります。
生活水準をあまり上げない
まとまった資産ができたからと言って生活水準を上げてしまうと、それだけ将来年金以外の収入や資産の取り崩しをしなければいけません。
1度上げてしまった生活水準をもとに戻すのはなかなか難しいです。
お金は使ってこそ意味があるのは事実ですが、生活水準をあまり上げるのはやめたほうがいいと思います。
健康に気をつけて医療費を抑制する
歳を重ねれば、体のあちこちに不具合が生じるのはしょうがないです。
しかし日頃から健康に気をつけて生活していれば、体の衰えを緩やかにしていくことができます。
そうすれば将来、病院にお世話になる回数を減らすことにつながり、医療費を抑制することができます。
思いっきり長生きして人生を楽しもう
長生きすることは、素晴らしいことです。
FIREを達成して、人生を思いっきり楽しむなら長生きしたほうがいいです。
FIRE後の人生設計を長生きする前提で考えておきましょう。