私は30代前半まで本気で競馬で資産を築くことが出来ると考えており、かなり本気で馬券を購入していました。

今考えるとかなり恥ずかしい過去ですが、正直資産運用の勉強よりも本気で勉強していました。
ただし成績の方はトータルではやはりマイナスでしたので最終的には撤退することになりました。
(幸いギャンブル中毒ではなかったので、すぐに切り替えることができたのは幸いでしたね。)
私はあえなく撃沈しましたが、競馬で利益を上げることは可能なのでしょうか。
他のギャンブルも含めて今回は考えてみました。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在1,300万円弱を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
競馬は投機に分類される
投機とは儲けた人と損した人のプラスマイナスがゼロであるゼロサムゲームです。
FXやデイトレード、暗号資産など値段が上がるか下がるかを予測して売買するものや、競馬などの一般的にギャンブルと言われているものは全てこちらに分類されます。
FX、デイトレ、暗号資産は投資だという人もいますが、原理的には他のギャンブルと同じ投機です。
ちなみにインデックス投資などの株式の長期保有は株式から生み出されるインカムゲインがあるため、投資家の損得がプラスになるプラスサムゲームです。(だからといって必ずしも儲かるわけではないですが)
投機は手数料(テラ銭)の違いが難易度に直結する
投機というゲームに参加するためには、その場を開いている場所に手数料(テラ銭)を払って参加しなければいけません。
FX、デイトレ、暗号資産で利益を上げている人がいるのは、証券会社で取引するための手数料が安いからです。
ネット証券の競争が激しいのでどこも手数料が低いため、期待値が限りなく100%に近いです。
そのためトータルでは損する人の方が多いものの、で大儲けする人も確実に存在します。
一方競馬などの公営ギャンブルはその手数料がネックになります。以下の表は国内で参加できる主要なギャンブルの控除率です。

具体的には競馬、競艇、競輪などの公営ギャンブルは手数料だけで20%〜30%も取られます。
つまり参加しているプレーヤーは70%〜80%のお金を奪い合うゲームをしているので、回収率100%以上つまり勝っている状態まで持っていくのが非常に難しいゲームです。
テラ銭だけみても競馬で勝つのは相当厳しい
やはり投入金額の約4分の1が手数料になってしまう競馬で儲けるのは相当厳しいです。
私が過去に競馬にこだわった理由は、投資と投機の違いをよく理解しておらず株式投資もデイトレのようなものをイメージしていたためです。
デイトレーダーと戦うよりも競馬場で酔っ払いながら馬券を買うおじさん達と勝負する方が、勝てるじゃないかという甘い期待がありました。
ただ実際は競馬もネットで購入できる時代のため、本気で研究して馬券を購入するガチ勢が増えていたため、手数料の高さも相まって利益を上げることはできませんでした。
結論としては競馬で利益を上げる人はほぼいないという思いに至りました。

競馬よりインデックス投資の方がはるかにラクに利益をあげられます。