今年も残すところあと大晦日のみとなりました。
まだ1年は終わっていませんが、2022年のインデックス投資はマイナス運用になりました。
資産額自体は順調に積立投資を継続しているので増えていますが、一年前よりも含み益が2割以上減っている状態です。
特に今月に入ってからの円高と株安が大きく資産を減らす要因になってますね
今回は今年の運用成績の振り返りとマイナス運用に対する率直な感想を書いていきたいと思います。
ただ今年の成績がマイナスだったことに対しては、特にうろたえることも来年以降も投資を継続できそうです。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,200万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
今年のインデックス投資は2018年以来2度目のマイナス運用でした
2021年は株価が右肩上がりだったので、インデックス投資をしていた人たちは含み益がどんどん増える幸せな状態でした。
私の資産も順調に増えて去年の年末は含み益が過去最高を記録しました
ところが今年に入ると株価が大きく下落してしまいます。
1年を通してみると上がったり下がったりを繰り返す場面もありましたが、結局年明けに比べて株価は下がった状態でした。
当然私が保有しているインデックスファンドの含み益も去年に比べて減少しています。
ちなみに私のインデックス投資歴の中で、マイナス運用で1年が終わるのは2018年以来2回目の経験です。
そして前回はまだ投資を始めて1年ちょっとだったので、大したこと減少ではありませんでしたが、今回は積立額も大きくなっていたので含み益の減り方も大きかったです。
マイナス運用の原因
ウクライナでの戦争や中国のゼロコロナ政策、世界的なインフレなどで景気の減速が起きています。
特にそれまで好調だったアメリカの株価は一時暴落の水準である20%以上の下落を記録しました。
幸い日本のインデックス投資家は円安のおかげで、11月までは大きなダメージを受けていませんでした。
しかし今月に入って日銀の金融政策の変更により、急激な円高が発生し株価の下落と相まって、資産が大きく減少してしまいました。
国債の金利の上限を0.5%まで容認した結果、アメリカとの金利差が小さくなったため、円高に大きく振れました
マイナス運用でも特にうろたえることはなかった
久しぶりのマイナス運用でしたが、私自身うろたえることなく淡々と投資を継続することができました。
含み益が減少しながらも落ち着いた状況でいられる理由としては、
・今までの勉強でリーマンショックの体験談を知っていたから
・円安のおかげで米国株式の損失がそこまで大きくない
この2点が大きかったです。
今までの勉強でリーマンショックの体験談を知っていた
インデックス投資の認知度が高くなったのは、この2〜3年だと思います。
なので多くのインデックス投資家は、資産を減らす経験をあまりしていません。
その一方でベテランのインデックス投資家、特にリーマンショックを経験している投資家さんはリーマンショックのときに株安と円高のダブルパンチで資産が半分以下になる体験をされています。
この経験を本やブログなどで知っていたのは大きかったです。
過去の体験談でリスクが比較的小さいといえるインデックス投資といえども、最悪のケースでは資産が半分以下になることを理解できました。
それに比べれば今年の成績は全然大したことありません。
来年以降も最悪の事態も想定しながら、落ち着いて投資をしたいと考えています。
円安のおかげで米国株式の損失が少ない
上記で取り上げたリーマンショックの時は、急激な円高にも日本の投資家は苦しめられました。
しかし今年は一時に比べればだいぶ落ち着きましたが、年初に比べて20円近い円安です。
円安になれば米国株式を含んだファンドの基準価額はその分減りません。
その分ファンドの値動きが抑えられたので、資産の減少幅が少なくすみました。
円安だと海外の資産を多く購入できない欠点もありますが、資産の値動きが少なくて済むのはありがたいことです。
まとめ:マイナスにも付き合うのがインデックス投資
久しぶりにマイナス運用で終わった1年でしたが、動揺することもなく落ち着いて投資を継続することができました。
そして来年もどういう相場になるかは誰にもわかりません。
もしかしたら株価の暴落がくるかもしれませんし、逆に大きく上がる可能性もあります。(不景気の株高という言葉もあります)
インデックス投資は株価の上げ相場も下げ相場も、全て付き合う投資方法です。
今年のように株価が下がったとしても焦らずに淡々とインデックス投資を継続しましょう。
本当の暴落相場が来た時に耐えられるように引き続き勉強とリスク管理はしっかり継続しましょう