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【無リスク資産】一定割合で保有してリスクを抑えるのがオススメ

コロナショック以降の好調な相場を受けて、金融資産のほとんどをリスク資産で良いと考える人が増えています。

実際に相場が好調な時は、リスク資産の割合が多いほど、資産の増えるスピードが加速します。
そのため無リスク資産を保有するのがもったいないと考え、金融資産のほとんどをリスク資産にまわすのが合理的だと考える人が増えるのも無理ありません。

しかしリスクを取れば、去年のような軟調な相場では、資産の減少もその分大きくなってしまいます。

幸い日本のインデックス投資家は円安の影響を受けたため、外国株式のインデックスファンドの評価額が大きく下落することはありませんでした。

しかしリーマンショックのような
・円高
・株価暴落

のダブルパンチに遭遇した場合、資産の減少に耐えられなくなり投資を諦めてしまうかもしれません。

そんな事態にならないようにするには、「一定の割合で無リスク資産を保有する」のが大切です。

自分の保有している金融資産の中に一定の割合で無リスク資産を持つことで、リスクを下げた運用をすることが可能になります。

今回はリスク資産と無リスク資産の割合で、参考になりそうな配分を紹介していきます。

参考になる配分
・カウチポテトポートフォリオ
・年齢と同じ割合の無リスク資産を保有する
・リスク資産、無リスク資産の保有を金額で考える

目次

この記事の著者

にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在約1,700万円ほどを運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています

無リスク資産とリスク資産のおさらい

まずは無リスク資産とリスク資産とは何か、おさらいしていきます。

無リスク資産とは、「不確実性のない元本が保証されている資産」のことです。

具体的には
・銀行預金
・個人向け国債(債券ですが、換金時の元本が保証されてます。)

など、預けたお金の元本が保証されている資産です。

一方でリスク資産とは、「将来の値動きがわからない、不確実な資産」ということです。

元本割れして損をする可能性はありますが、無リスク資産よりも収益を得られると期待して、投資家はリスク資産に投資をしています。

具体的には
・株式
・債券
・不動産

などが代表的なリスク資産になります。

インデックスファンドも当然、リスク資産に分類されます。

リスク資産と無リスク資産を調整することでリスクを低減する

例えば金融資産1,000万円を保有している場合、リスク資産が暴落して価値が半減したと仮定すると、

1,000万円の資産が、
・リスク資産100%だった場合、1,000万円から500万円に減少
・リスク資産50%と無リスク資産50%の場合、1,000万円から750万円に減少

という具合に減少幅が変わります。

このように資産の目減りを減らすことができるので、値動きの小さい落ち着いた投資を行うことが可能です。

話はわかった、じゃあ「リスク資産と無リスク資産の割合はどうすれば良いか」

という問題ですが、これは人それぞれのリスク許容度で違ってきます。

ただ参考になる考え方がいくつかあるので、いくつか紹介していきます。

カウチポテトポートフォリオ

リスク資産50%
無リスク資産50%
の割合で、資産を保有するポートフォリオです。

名前の由来はアメリカでカウチソファで横になりながら、ポテトチップスを食べていられるほど余裕が生まれる運用方法というところから来ています。

無リスク資産が多めなのでローリスク、ローリターンな戦略ですが、株価の調子が悪い時に安心して投資することができます。

もしどちらかの比率が増えた場合は、50%に戻るようにリバランスします。

株式50%、債券50%もカウチポテトポートフォリオなのか?

今回カウチポテトポートフォリオを調べて見ると、

リスク資産100%で
・株式50%
・債券50%

のことをいっている場合もありました。

ただこの場合は、債券がリスク資産にあたるため、若干リスクが高くなります。

債券も株式ほどリスクは高くないですが、元本割れの可能性があります。
また外国債券なら為替のリスクも考えなければいけません。

私はシンプルに、
・リスク資産50%(株式)
・無リスク資産50%(現金、個人向け国債)
で考えた方がいいと思います。

年齢と同じ割合の無リスク資産を保有する

一般的に年齢が上がるにつれて、リスク許容度が下がると言われています。

これは年齢が上がるほど人的資本が減少している」(これから稼げる金額が減ってしまう)からで、仮にリスク資産が減少してしまった場合、取り戻すことが困難になってしまうからです。

そのため年齢が上がるにつれて、リスクを軽減するために無リスク資産を徐々に増やしていこうという考え方です。

例えば
・40歳の場合、40%の割合
・50歳の場合、50%の割合
で無リスク資産を持ちましょうということです。

リスク資産、無リスク資産の保有を金額で考える

この考え方はインデックス投資を解説した本で有名な「ほったらかし投資術」に書かれている考え方です。

まずインデックス投資の最大損失額を、1年間で3分の1程度と考えます。

そして許容できる損失金額の
・3倍までの金額をリスク資産
・残りを無リスク資産で保有する
という考え方です。

具体的に1年間で100万円までの損失に耐えられるのなら、300万円をリスク資産に投資して、残りを無リスク資産に置いておきましょうということです。

私自身はリスク資産と無リスク資産の割合をどうしているか

私自身のリスク資産と無リスク資産の割合は、現在70%対30%になっています。(2023年6月時点)

このところの株高でややリスク資産の割合が高まっている状態です。

現状では、年齢と同じ割合で無リスク資産を保有するポートフォリオより、やや攻めた状態です。(私の年齢が30代後半のため)

個人的にはもう少しリスク資産の割合を増やしたい気持ちもあります。

ただ無リスク資産をしっかり保有していたおかげで、コロナショックの株価暴落もあまり動揺せずに済んだ経験があります。

ある程度の割合で無リスク資産を保有するのが大事な認識は

まとめ:インデックス投資で大事なのは市場に留まること

今回はリスクを軽減するために、一定割合の無リスク資産を保有しようという話でした。

そしてリスク資産、無リスク資産の割合で参考になりそうな配分も紹介して来ました。

参考になる配分
・カウチポテトポートフォリオ
・年齢と同じ割合の無リスク資産を保有する
・リスク資産、無リスク資産の保有を金額で考える

インデックス投資で大事なのは、どんな相場でも市場にとどまり続けることです。

リスクを取りすぎたことによって暴落に耐えられず、投資を辞めてしまっては全てが台無しになってしまいます。

そうならないためにも、一定の割合で無リスク資産の保有をしておくのは大事ではないでしょうか。

にしぐち

相場の調子がいいとつい攻めがちですが、グッと我慢しましょう。

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