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オルカンがノムカンに対抗して意地の値下げ【頂上決戦】

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eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(以下オルカン)の半分の信託報酬という大きな利点を備えて登場したはじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー)(以下ノムカン)

8月に入って
・SBI証券
・au カブコム証券
・マネックス証券(8月中に取り扱い開始予定)

など大手ネット証券で取り扱いが開始されて存在感が増してきてます。

・オルカン
・ノムカン

まだまだ2つのファンドの規模には大きな差があります。

ただ一部投資家の間では、積立設定をノムカンに変更する動きも出て来ており、オルカン一強だった全世界株式にも変化の兆しが出てきました。

「このままの状態はマズい」

と思ったかはわかりませんが、オルカンを運用している三菱UFJ国際投信がついに動きました。

『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)信託報酬率の引き下げを実施』

今回は

「オルカンがノムカンに対抗して再び最安クラスのファンドに返り咲くよ」

という記事です。

オルカンは9月8日から信託報酬を値下げします。
この値下げで2つのファンドの信託報酬が横並びになりました。

この記事の著者

にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,400万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています

目次

オルカンはすぐに対抗値下げできなかった

オルカンを含む、eMAXIS Slimシリーズは

「業界最低水準の運用コストを目指す」

ことを掲げています。

これまでも他社が低コストのインデックスファンドを登場させた際、信託報酬の対抗値下げで多くの投資家の期待に応えてきました。

しかしノムカンが登場した際、オルカンはすぐに対抗値下げすることができませんでした。

オルカンの規模もすでに1兆円を越えてます。
eMAXIS Slimシリーズを運用している三菱UFJ国際投信も、いきなり信託報酬を半額にするのは難しかったのでしょう。
(その分利益が減るわけです)

「このままオルカンはノムカンにコストの面で負けてしまうのか」

多くのインデックス投資家の関心が集まってました。

ついにノムカンと同率の信託報酬に対抗値下げ

しかし8月18日、三菱UFJ国際投信はオルカンを含む、4つのファンドの信託報酬を値下げすることを発表しました。

値下げされるファンドは以下の4つです。

現在の信託報酬率9月8日以降
全世界株式(オール・カントリー)0.1133%0.05775%
全世界株式(除く日本)0.1133%0.05775%
全世界株式(3地域均等型)0.1133%0.05775%
新興国株式0.1859%0.1518%

今回の値下げでオルカンの信託報酬もノムカンと横並びになりました。

信託報酬率
オルカン0.05775%
ノムカン0.05775%

一応eMAXIS Slimシリーズは純資産残高が増加すると信託報酬が段階的に下がるため、実質的な信託報酬率は0.05765%です。(差が実感できないレベルですが)

この値下げでオルカンは他社のファンドに対して、一歩も引かない姿勢を示すことができました。

これにより引き続き多くの投資家に支持されるファンドであり続けることができます。

にしぐち

個人的には、積み立ててる新興国株式インデックスが値下げされるのも嬉しいニュースでした。

やはり全世界株式インデックスファンドの最適解か

ここまでオルカンの信託報酬値下げのニュースを記事にしてきました。

今回きちんと対抗値下げをしてくれたことで、オルカンの地位に変化はなさそうです。

これまでオルカンを積み立ててきた人にとってはグットニュースでしたし、来年から始まる新NISAで積み立てるファンドもオルカンが最適解だと思います。

にしぐち

新NISAをどうするか悩んでます。
私はあまのじゃくな性格なのでノムカンを応援したい気持ちもあります。

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あまり1つのファンドに人気が集中するのも嫌なので、ノムカンにも頑張って欲しいものです。

とはいえ人に勧めるなら、無難にオルカン1本が合理的だといいます。

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