始め方や考え方、著者の運用実績などインデックス投資まとめ

【全世界株式】新NISAの選択肢が増えそうです(ノムカンが健闘)

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野村アセットマネジメントが提供する、はじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー)(以下ノムカン)が順調なスタートをきった模様です。

ノムカンは一強状態だった、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(以下オルカン)の半分の信託報酬を実現した超低コストファンドです。

にしぐち

私もこれまで全世界株式ならオルカンを積み立てろと散々いってきました。
しかしノムカンがうまくいきそうなら話は別です。

来年から始まる新NISAで積み立てるファンドも考え直す必要が出てきたかもしれません。

ちなみに今回はオルカンと同じ、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目的にしている全世界株式で比較しています。

FTSE・グローバル・オールキャップインデックスに連動する全世界株式を購入したい人は、
・楽天・全世界株式・インデックスファンド
・SBI・V・全世界株式インデックスファンド

に投資しましょう。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)がベンチマークにしている指数なのでこちらも人気があります。

ただし
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス
2つの指数はほとんど同じ値動きなので、どちらを選ぶかは、もはや好みの問題です。

目次

この記事の著者

にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,000万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています

ノムカンはオルカンの半分の信託報酬

以下は低コストな全世界株式インデックスファンドの信託報酬を比べた図です。

信託報酬
はじめてのNISA・全世界株式0.05775%
TrasersMSCIオール・カントリー・インデックス0.05775%
eMAXIS Slim全世界株式0.1133%
たわら全世界株式0.1133%

信託報酬が半分のファンドといえば、今年の4月にTrasersMSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(以下トレカン)が話題になりました。

ただトレカンは、他のファンドが会社負担にしている

・指数のライセンス料
・法定書類の作成費用

などのコストを、ファンド負担にすることで信託報酬を安く見せる方法を採用してます。

そのため

「実質的なコストはオルカンと変わらない、あるいは割高なのでは?」

と多くの投資家に疑われてしまいスタートダッシュに失敗してしまいました。

その後トレカンは、諸経費の上限を下げて実質的なコストの安さをアピールしてます。
ただ対応が遅かった気がします。
→ Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)諸費用の上限年率を引き下げ

それに対してノムカンは、これらの費用をオルカンと同じ会社負担としてます。

そのため純粋に信託報酬の差分だけ安くなることが期待されてます。

野村證券のみの扱いからスタート

そんな期待されていたノムカンですが、運用開始当初は野村證券のみ(しかもつみたてNISA専用)でスタートしました。

そのためほとんどの投資家にとって購入できないファンドであり、肩透かしをくらってしまいました。

SBI証券で取り扱い開始で流れが変わる

しかし7月28日からネット証券大手のSBI証券での取り扱いが開始されると流れが変わり始めました。

積立設定のランキングで上位に登場

購入できるようになると、さっそくSBI証券の投信積立設定ランキングで10位以内に入っています。

流石にオルカンに比べると順位は下ですが、多くの投資家が積立を開始し始めてるのは安心材料です。

たわら全世界株式、トレカンが圏外なのに比べると注目度の高さがうかがえます。

純資産額の規模でも問題なくなる可能性が高い

積立ランキング上位に登場したということで、取り扱い開始してすぐに純資産総額が1億円を突破してます。

スタートダッシュがうまく行けば、今のインデックス投資環境なら目安の100億円もすぐに到達できそうです。

一昔前まではインデックスファンドは純資産額100億円を超えていれば、長期間安定した運用が期待できるといわれてました。(繰り上げ償還の心配がない)

全世界株式ではこれまで、ほぼオルカンしか選択肢がありませんでした。

時期尚早かもしれませんが、新たにノムカンという選択肢が誕生したといっても良さそうですね。

au カブコム証券でも取り扱い開始(8月10日から)

8月10日からau カブコム証券でもノムカンの取り扱いが開始されました。

ファンド検索ではじめてのNISAと入れて検索すると、以下のようにファンドがでてきます。

今後他のネット証券でも取り扱いが増えることに期待ですね。

新NISAで積み立てるファンドをどうするか

今回は「はじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー)が順調にスタートを切ったよ」という記事でした。

これまで私は、来年から始まる新NISAではオルカンのみを積み立てる予定でした。

しかしノムカンがうまく行きそうなら話は別です。

わずかとはいえコストが低いのは魅力的です。

新NISAが始まるまであまり猶予がなくなってきましたが、積み立てるファンドをどうするかギリギリまで考えてみたいと思います。

2023年11月追記
その後オルカンがしっかりと対抗値下げをしました。
残念ながら現状ノムカンの勢いは落ちています。
そのため私も素直に新NISAはオルカンを積み立てることにしました。

ネット証券開設はポイントサイト経由がオススメ

SBI証券、auカブコム証券を開設してなければ、ポイントサイト経由をオススメします。

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ノムカンがSBI証券で購入できるようになったことを紹介している記事です。

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