eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(以下オルカン)の半分の信託報酬で済むはじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)。
オルカンのような愛称がまだありませんが、以下ハジカンといわせてもらいます。
(ノムカンといっている人もいますね)
オルカンの対抗馬として注目されていましたが、野村證券のつみたてNISA専用のファンドとしてスタートしたため、多くのインデックス投資家にとって肩透かしを食らう形となりました。
そんなハジカンでしたが、7月28日よりSBI証券での取り扱いが始まるという発表がありました。
購入する投資家が増えファンドが順調に成長すれば、来年から始まる新NISAで購入を検討すべきファンドの1つになりそうです。
[swell.toc]
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,400万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
はじめてのNISA・全世界株式は、純粋にコスト最安値の可能性が高い
オルカンの半分の信託報酬というと、Traceurs MSCIオール・カントリー・インデックス(以下トレカン)というインデックスファンドが先行して運用開始してます。
しかしトレカンは、
・指数のライセンス料
・法定書類の作成費用
などのオルカンが運用会社負担にしているコストを顧客負担に変えて、信託報酬を安くみせています。
そのため実際のコストはオルカンとほとんど変わらない、または高い可能性があります。
それに対して、ハジカンは上記のコストが運用会社負担になっているので、純粋なコストがオルカン以下である可能性が高いです。
ちなみにハジカンとオルカンの信託報酬を比べた図が以下です。
信託報酬 | |
---|---|
はじめてのNISA・全世界株式インデックス | 0.05775% |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.1133% |
すぐに切り替える必要はないがチェックはしておきたい
今回はハジカンがSBI証券でも購入できるようになったという短い記事でした。
ただハジカンが、
・安定した運用ができそう(純資産額100億円以上)
・オルカン以下のコストが確定する
の2つを乗り越えることができれば、全世界株式ファンドの第一候補になりえます。
そうなれば新NISAが始まるのを機に積み立てるファンドを変更するのもアリだと思います。
私も状況を確認しながら年末まで悩みたいと思います。
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