ここ数年でインデックス投資の主流に躍り出たのが、米国株式のみを対象にしたインデックスファンドです。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
などが有名ですね。
ただ私は米国株式のみを対象にしたインデックスファンドには投資をしていません。
投資していない理由は以下の通りです。
・より広く分散投資した方が良いと考えている
・私が投資を始めた2017年時点では、米国株式投資がマイナーだった
・低コストな米国株式インデックスファンドがほとんど存在しなかった
特に分散投資に関する点が大きな理由です。
そのため私はこれまで
・日本
・先進国
・新興国
それぞれの地域に投資するインデックスファンドを積み立ててました。
全世界株式ファンドもまだなかったため、自分自身でポートフォリオを組んでいました。
ただ新NISA口座ではオルカンに投資してます。
そんな私が現在投資しているファンドは以下の4つです。
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・たわらノーロード先進国株式
・eMAXIS Slim 新興国インデックス
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,000万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
私が保有しているインデックスファンドは4本
私はインデックス投資は、より広く分散投資した方がベターであると考えています。
流行りの米国株式インデックスファンドには投資せずに、
・日本
・先進国
・新興国
それぞれの地域に投資する株式インデックスファンドを1本ずつ積立投資していました。
そして今後も3本のファンドを積み立て続けるつもりでいました。
しかし2024年からスタートした新NISAの制度を見たところ、
「全世界株式で積み立てた方が、シンプルに運用できるのでは」
と考えました。
新NISAはリバランスがやりづらい制度です。
リバランス不要な全世界株式の方が手間がかかりません。
新NISAの詳しい内容は以下の記事で解説しています。
そのため新NISAで積み立てるファンドは、全世界株式インデックスファンドのみに変更してます。
全世界株式のファンドを積み立てる様になったことで、
・日本
・先進国
・新興国
・全世界株式
の4種類のファンドを保有していることになります。
私が保有しているインデックスファンドは以下の通りです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
東証株価指数TOPIXの値動きに連動することを目標としているファンドです。
日本の有名な株価指数には日経平均株価もありますが、構成する銘柄数が225銘柄とやや少なく分散効果が小さいです。
ここでは代表的なファンドの、純資産額と信託報酬を比べてみました。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
ニッセイTOPIXインデックスファンド | 729億円 | 0.143% |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 1,237億円 | 0.143% |
たわらノーロード TOPIX | 98億円 | 0.187% |
Slimシリーズが純資産額、信託報酬でトップ、ニッセイは信託報酬で同率ですね。
その中で私がニッセイの方を積み立てている理由は、投資を始めた時点で、すでに純資産額100億円をこえる安定したファンドだったからです。
投資信託は100億円を超える規模がとりあえず安心できる目安です。
現在純資産額1位のSlimシリーズは、設定されたばかりで純資産総額が少なかったので、ニッセイの方を選んでます。
たわらノーロード先進国株式
先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資結果を目指しています。
先進国株式インデックスも純資産額と信託報酬を比べてみました。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 6,348億円 | 0.09889% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 6,317億円 | 0.09889% |
たわらノーロード 先進国株式 | 4,666億円 | 0.09889% |
信託報酬は3シリーズ見事に横並びとなってます。
純資産額は、ニッセイ>Slim>たわらの順です。
私がたわら先進国株式を選んでいるのは以下の理由からです。
・SBI証券で積み立てると単独最安のコストになるため
SBI証券では、投信を保有し続けるとポイントをもらえるサービスがあります。
eMAXIS Slim 新興国インデックス
新興国株式インデックスファンドは、その名の通り新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指してます。
新興国株式インデックスも純資産額と信託報酬を比べてみました。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
ニッセイ新興国株式インデックスファンド | 37億円 | 0.1859% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 1,328億円 | 0.1518% |
たわらノーロード 新興国株式 | 199億円 | 0.1859% |
・信託報酬の安さ
・純資産額の大きさ
どちらの点でも、Slimシリーズに投資するのが最適解です。
そのため私もシンプルにeMAXIS Slim 新興国株式インデックスに投資してます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)
全世界株式インデックスは、日本を含む先進国と新興国の合計数千社で構成される指数の値動きに連動することを目指してます。
全世界株式の信託報酬と純資産額は以下の通りです。(ニッセイシリーズは対象のファンドはありません)
代わりに最近登場した楽天の全世界株式ファンドを比較対象にあげます。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 2兆3,677億円 | 0.05775% |
たわら全世界株式 | 180億円 | 0.1133% |
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 538億円 | 0.0561% |
純資産総額、信託報酬の面でオルカンを積み立てるのが最適解です。
今後運用報告が公表されて、楽天・オールカントリーの方が低コストだと判断できれば、乗り換えてもいいと思います。
まとめ:今からインデックス投資を始めるなら素直にオルカン
今回は私が投資しているインデックスファンドを紹介してきました。
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・たわらノーロード先進国株式
・eMAXIS Slim 新興国インデックス
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
現在4本のインデックスファンドを保有しています。
ただ繰り返しになりますが、今からインデックス投資を始めるとしたら全世界株式に投資するのが最も合理的だと思います。
そして購入するファンドは、1番規模の大きいeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にしておけば、何も問題ありません。
もちろんリスク資産への投資なので自己責任でお願いします。
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