ここ数年でインデックス投資の主流に躍り出たのが、米国株式のみを対象にしたインデックスファンドです。
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
などが有名ですね。
ただし私はこれらの米国株式インデックスファンドには投資をしていません。
投資していない理由は以下の通りです。
・私が投資を始めた2017年時点では、米国株式だけの投資がマイナーだった
・低コストな米国株式インデックスファンドがほとんど存在しなかった
・米国株式のみより全世界に分散した方が良いと考えている(全世界株式派)
そのため私はこれまで
・日本
・先進国
・新興国
それぞれの地域に投資する株式インデックスファンドを積み立てて投資を継続してました。

3本のインデックスファンドを保有して、自分自身でポートフォリオを組んでいました。
また来年から始まる新NISAでは全世界株式のみで枠を埋めるつもりです。
そのため現在では全世界株式を中心に積立投資を続けてます。
そんな私が現在投資しているファンドは以下の5つです。
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・たわらノーロード先進国株式
・eMAXIS Slim 新興国インデックス
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・はじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー)

5本のインデックスファンドを保有してますが、今から投資するなら全世界株式のみにします。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在約1,700万円ほどを運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
私が保有しているインデックスファンドは5本

私はインデックス投資は、全世界に分散投資した方がベターであると考えています。
そのため最近主流の米国株式のみのインデックスファンドには投資せずに、
・日本
・先進国
・新興国
それぞれの地域に投資する株式インデックスファンドを1本ずつ積立投資していました。

そして今後も3本のファンドを積み立て続けるつもりでいました。
しかし来年からスタートする新NISAの制度を見たところ、
「全世界株式で積み立てた方が、シンプルに運用できるのでは」
と考えました。
複数の地域のファンドを分けて購入すると、リバランスの手間がかかりそうだと思ったわけです。
新NISAの詳しい内容は以下の記事で解説しています。

そのためこれまでの方針を変更して、全世界株式のインデックスファンドを積み立てるようにしました。
現在では
・日本
・先進国
・新興国
・全世界株式
の4種類のファンドを保有していることになります。
今回は私が保有しているインデックスファンドを紹介していきます。
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

東証株価指数TOPIXの値動きに連動することを目標としているファンドです。
日本の有名な株価指数には日経平均株価もありますが、構成する銘柄数が225銘柄とやや少なく、一部の大企業が占める割合が大きいです。
そのため値動きがやや荒く分散効果が小さい印象です。
なので、私は日本株の部分をTOPIXに連動したインデックスファンドに投資しています。
ここで私が投資を始めた2017年に存在していた低コストインデックスファンドの、現時点での純資産額と信託報酬を比べてみます。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
ニッセイTOPIXインデックスファンド | 632億円 | 0.143% |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 832億円 | 0.143% |
たわらノーロード TOPIX | 74億円 | 0.187% |
こうしてみるとSlimシリーズが純資産でトップに、信託報酬ではニッセイ、Slimシリーズが同率ですね。
その中で私がニッセイの方を積み立てている理由は、私が投資を始めた時点で、すでに純資産額100億円をこえる安定したファンドだったからです。

投資信託は100億円を超える規模がとりあえず安心できる目安です。
現在純資産額1位のSlimシリーズは、設定されたばかりだったのでニッセイの方を選んでます。
今からならどちらのファンドを選んだとしても大差はありません。
たわらノーロード先進国株式

先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資結果を目指しています。
先進国株式インデックスも純資産額と信託報酬を比べてみます。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 5,456億円 | 0.09889% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 5,173億円 | 0.09889% |
たわらノーロード 先進国株式 | 3,599億円 | 0.09889% |
信託報酬は3シリーズ見事に横並びとなってます。
純資産額では、たわら先進国株式は他の2つよりもやや少なく3番手となっています。
私があえて純資産額3番手のたわら先進国株式を選んでいるのは以下の理由からです。
・インデックス投資を始めるきっかけだった楽天のiDeCoで取り扱っているファンドがたわら先進国株式だったから
つみたてNISAや特定口座で購入するファンドも統一するために、たわら先進国株式を積み立ててます。
ちなみにSBI証券では、投信を保有し続けるとポイントをもらえるサービスがあります。
eMAXIS Slim 新興国インデックス

新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指しているインデックスファンドです。
新興国株式インデックスも純資産額と信託報酬を比べてみます。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 35億円 | 0.1859% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 1,199億円 | 0.1518% |
たわらノーロード 新興国株式 | 182億円 | 0.1859% |
・信託報酬の安さ
・純資産額の大きさ
どちらの点でも、Slimシリーズに投資するのが最適解です。
そのため私もシンプルにeMAXIS Slim 新興国株式インデックスを積み立ててます。
全世界株式インデックスファンド2本
eMAIXS Slim全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)
はじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー)(通称ノムカン)

全世界株式インデックスは、日本を含む先進国と新興国の株式会社、合計数千社で構成される指数の値動きに連動することを目指してます。
全世界株式の信託報酬と純資産額は以下の通りです。(ニッセイシリーズはMSCIオールカントリーワールドインデックスへの連動を目指しているファンドはありません)
代わりに最近登場した低コストの2つのファンドを比較対象にあげます。
純資産額 | 信託報酬 | |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 1兆3,589億円 | 0.05775% |
たわら全世界株式 | 80億円 | 0.1133% |
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) | 14億円 | 0.05775% |
はじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー) | 4億円 | 0.05775% |
純資産額ではオルカンが他を圧倒してますね。
信託報酬では
・オルカン
・ノムカン
・Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(以下トレカン)
が横並びです。
この3つのファンドの信託報酬の安さは異次元です。
なおトレカンは他社が運用会社報酬から支払っている費用をファンドに負担させています。
そのため実際のコストがどこまでかかるかわかりません。
私はコストの安さを基準にオルカンとノムカンを積立設定してます。
ノムカンに対抗するためにオルカンも信託報酬を値下げして来ました。
なので基本的にはオルカン1本で大丈夫です。

オルカン1本で運用するメリットは以下の通りです。

コスト面でいえば、全世界株式のインデックスファンドが最安値になります。

まとめ:今からインデックス投資を始めるなら全世界株式

今回は私が投資しているインデックスファンドを紹介してきました。
私が投資しているインデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・たわらノーロード先進国株式
・eMAXIS Slim 新興国インデックス
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・はじめてのNISA・全世界株式(オール・カントリー)
現在5本のインデックスファンドを保有しています。
ただ繰り返しになりますが、今からインデックス投資を始めるとしたら全世界株式に投資するのが最も合理的だと思います。
そして購入するファンドは、1番規模の大きいeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にしておけば、何も問題ありません。

もちろんリスク資産への投資なので自己責任でお願いします。
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オルカン1本で投資が完結するメリットを以下の記事で書いてます。

私の運用実績やインデックス投資への考え方を書いてます。

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