始め方や考え方、著者の運用実績などインデックス投資まとめ

楽天カード積立が改良、各社のポイント還元サービスと比較します

当サイトのリンクには広告が含まれてます。

ここ数年改悪が続いている楽天経済圏。

当然楽天証券も例外ではなく、ポイント還元サービスに改悪が続いていました。

そんな楽天証券ですが、久しぶりにポイント還元サービスの改良を発表してくれました。

今回の発表は、クレジットカード積立によるポイント還元のアップです。

→ 楽天証券、投信積立「楽天カード」クレジット決済、ポイント進呈率引き上げ

今回の改良で楽天カード(通常)で積立を行う場合、

還元率が0.2%→0.5%にあがります。

にしぐち

SBI証券と同率の還元率にしてきましたね。

今回の発表は当然新NISAを意識したものです。

今回は楽天証券のクレカ積立改良のニュースと、ネット証券各社のポイント還元サービスを比較した記事を書いていきます。

今現在、各社のクレカ積立の還元率は以下のようになっています。

・楽天証券・・・0.5%
・SBI証券・・・0.5%
・auカブコム証券・・・1.0%
・マネックス証券・・・1.1%

(年会費無料のカードで積立を行う場合)

ネット証券各社、新NISAのスタートに向けて顧客の獲得競争に必死です。

ただ投資家としては、このような競争はサービスの向上につながるので嬉しい限りです。

目次

この記事の著者

にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,400万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています

ここ1〜2年、楽天証券は改悪が続いていた

楽天証券は、
・クレカ積立
・投信保有ポイント

などを先立って導入し、ネット証券1位だったSBI証券を猛追していました。

現在は楽天証券が追い抜いて業界1位になっている可能性が高いです。(SBI証券は単独での口座開設数を発表しなくなりました)

しかし2020年に始まった独自回線によるモバイル事業が、楽天グループ全体の足を引っ張ります。

モバイル事業の赤字の影響で、楽天グループの各サービスのポイント還元サービスの改悪が相次ぎます。

当然楽天証券のポイント還元サービスも、この1〜2年改悪が続いていました。

具体的には
・低コストの投資信託ではクレカ積立が、1%→0.2%
・投資信託の残高に応じて還元されていたポイントが毎月→最初の1回限り

など、サービスの改悪が続いていました。

クレカ積立に追加して、楽天キャッシュを用いた積立サービスが始まりましたが、還元率は0.5%とこれまでのサービスに比べると物足りません。

一方でSBI証券は、
・クレカ積立は0.5%
・投信信託の残高に応じた還元サービス(投信マイレージ)

と、楽天証券以上のサービスで顧客を奪いにきてます。

投資家の中には、楽天証券、SBI証券両方の口座を持っている人も多いです。

楽天証券の改悪が続いている中で、メインの証券口座をSBI証券に切り替えている人も目立ちます。

にしぐち

私自身も楽天証券の改悪が続いたので、SBI証券でもクレカ積立を始めました。

また
・auカブコム証券
・マネックス証券

など他のネット証券も顧客獲得のために、還元率1%を超えるクレカ積立を導入しています。

そのため楽天証券のサービス改悪が余計目立つ格好となっていました。

新NISAに向けて楽天証券も必死になる

そんな中、来年から新NISAが始まることになりました。

新NISAでは、一人当たり1,800万円の非課税保有限度額が与えられます。

多くの人にとって1800万円の生涯非課税枠を埋めるのは困難なはずです。

そのため新NISAの口座だけで、積立投資は済んでしまうでしょう。

つまり新NISAを開設した証券会社しか使わないことになります。

そこで各社、自分のところで口座開設してもらおうと必死になっているわけです。

楽天証券も当然危機感を抱いているので、今回クレカ積立のポイント還元を改良する発表したと思われます。

今回の発表では、楽天カードのランクに応じて以下の還元率に変更されました。

従来変更後
通常カード0.2%0.5%
ゴールドカード0.2%0.75%
プレミアムカード0.2%1.0%

従来は低コストの投資信託を積立設定した場合、どのカードでも0.2%の還元でした。

それがカードのランクに応じてそれぞれ還元率がアップされました。

楽天の通常カードの還元率もSBI証券に劣りませんし、楽天経済圏にどっぷり浸かっているプレミアムカードユーザーにとっては、今回の変更は朗報でしょう。

各証券会社のクレカ積立比較

今回の楽天証券の変更を踏まえた上で、ネット証券各社のクレカ積立を比較してみます。

ポイント還元率
楽天証券0.5%
SBI証券0.5%
auカブコム証券1.0%
マネックス証券1.1%
いずれも年会費無料のカードの場合

年会費無料のカードで積立を行った場合は、マネックス証券が1歩リードしてますね。

そしてauカブコム証券の1%還元も悪くない数字です。

クレカ積立では、ネット証券大手である楽天、SBI証券が一歩劣る結果になってしまいました。

ただこの2社は、+αの利点があります。

楽天証券の場合

楽天キャッシュによる積立もこれまで通り行うことができます。

楽天カード積立と楽天キャッシュ積立で合計月10万円まで積立投資が可能です。

auカブコム、マネックス証券に比べて還元率は劣りますが、10万円の積み立てまでポイント還元の対象になるのは有利な点です。

新NISAのつみたて投資枠である、年間120万円(月10万円)に合う金額になってます。

SBI証券の場合

ゴールドカードで積み立てた時に還元率が1%にあがります。

これだけでは「楽天プレミアムカードと同じでは」と思うかもしれません。

しかしこのゴールドカードの中には、100万円修行を行うことで年会費が無料になる
・三井住友カードゴールド(NL)
・Oliveフレキシブルペイゴールド

も対象となっています。

そのため100万円修行を達成した人にとっては、年会費無料で還元率1%の状態になります。

にしぐち

私は100万円修行をすでに達成しているので、年会費無料のカードで1%の還元を受けることが可能です。

100万円修行の過程は以下の記事で詳しく書いてます。

各社の投信保有ポイント比較

ネット証券各社はクレカ積立だけでなく、投資信託の保有額に応じてポイントを付与するサービスも展開してます。

このサービスを比較したものが以下の図です。

投信保有ポイント
楽天証券なし(最初の1回のみ)
SBI証券0.042%
auカブコム証券0.005%
マネックス証券0.03%

各社積み立てるファンドによって還元率が多少異なるので、今回は私がいつもオススメしているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)で比べてます。

投信の保有ポイントの還元率では、SBI証券が一歩リードですね。

そしてマネックス証券も健闘しています。

ちなみに1番人気のインデックスファンド、eMAXIS Slim米国株式の場合、SBI証券は0.034%になります。(他社は変わらず)

還元率が低いauカブコム証券と、最初の1度のみの楽天証券はここでは劣ります。

クレカ積立と投信保有ポイントを比べると、
・年会費無料のカードで積み立てる場合はマネックス証券
・100万円修行を達成して、年会費無料のゴールドカードを手に入れた場合はSBI証券

が、ポイント還元で有利な証券会社になりそうです。

まとめ:ポイントサービスはあくまでおまけで考えよう

ここまで楽天カード積立の改良と、ネット証券各社のポイント還元サービスの比較を書いてきました。

・年会費無料のカードで積み立てる場合はマネックス証券
・100万円修行を達成して、年会費無料のゴールドカードを手に入れた場合はSBI証券

が、ポイント還元で有利な証券会社となります。

ただここまで書いてきてなんですが、ポイント還元のサービスはあくまでもオマケです。

にしぐち

実際に過去の楽天証券のように、突然改悪が発表される可能性は大いにあります。

新NISAは一生使うことができる、お得な非課税口座となります。

新NISAを開設した証券会社とも、ずっと取引を続けるつもりでいた方がいいです。

(口座を移すことはできますが、手続きが煩わしいと思います。)

ポイントサービスはオマケ程度に捉えて、自分が末長く利用したい証券会社を選ぶべきです。

そして私なら無難にSBI証券楽天証券を選ぶと思います。

すでにNISA口座を開いている人は、変更の手続きを取らなければ、新NISAの口座も同じ証券会社で開設されます。
今の会社に不満がなければ、そのままで大丈夫です

証券口座開設はポイントサイト経由がお得

なお証券口座の開設はポイントサイト経由で行うとお得です。

ポイントサイトモッピーでは4月14日現在、口座を開設すると
・楽天証券・・・10.000p
・SBI証券・・・10,000p
・auカブコム証券・・・10,500p
・マネックス証券・・・6,000p

を得ることが可能です。

人気記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次