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全世界株式はオルカン、日本除く、どちらが良い?【インデックス投資】

現在インデックス投資は、米国株式への集中投資(VTIやS&P500)か、全世界株式への投資の2つのパターンが主流になっています。

この中で米国株への投資に関しては文字通りアメリカへの集中投資です。

なので日本の株式のことを考える必要はありません。

その一方で、代表的なインデックスファンドのブランド、eMAXIS Slimシリーズでは全世界株式にオール・カントリーと除く日本があります。

オール・カントリー(オルカン)は文字通り、日本を含んだ先進国、新興国に幅広く分散したインデックスファンドになります。

一方で除く日本は、広く分散している点は変わりませんが、日本を除いているので100%外国株式のファンドになります。

そして全世界株式のインデックスファンドの購入で、日本を除いた方がいいと考えている人たちもいます。

日本を除いた方がいいと考える人たちは、以下の理由で日本株を除外しているようです。

・日本は低成長なので、株価もこれから先の成長が見込めない
・日本で働いて賃金を円でもらっているので、リスク資産は海外だけで分散した方が良い

果たして全世界株式インデックスファンドに投資する場合、日本株は不要なのでしょうか。

結論を言えば、日本株の成長が全く見込めない確信がない限りは除く必要はありません。

日本の株式を除く必要がない理由は以下の通りです。

・日本の低成長は株価に織り込み済み
・日本株の上昇率は他の国に劣っていない
・オルカン内の日本株割合が、そもそも少ないのでほとんど差がない

今回の記事では日本を含む全世界株式を、オルカンとして説明します。
実際には他社のファンドにも、多くの全世界株式を対象にしたファンドがあります。

目次

この記事の著者

にしぐち @13bluecolor

経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在1,300万円弱を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています

日本の低成長は株価に織り込まれている

日本はこれから本格的に人口減少が進みます。

当然労働人口も減りますし、国内での消費活動も縮小するので、低成長が続くのは誰でも予想できます。

だから日本の株式市場に投資するのは、無意味だと考えたくなってしまいます。

しかし多くの投資家も当然そのことは理解して、日本の市場に投資しています。

そのため現在の日本の株式市場の株価はすでに、日本の低成長を織り込んだ上での株価になっています。

もし日本がこれから予想通り低成長が続いても、それなりに株価は上がっていきますし、逆にプラスの要因が起きれば株価は大きく上がるはずです。

にしぐち

バブル崩壊後の日本の株価低迷は、投資家の予想以上に日本が立ち直りに時間がかかったことが原因の1つです。

日本株の上昇が特別劣っているわけではない

ここ10年の株価の上昇に関して、日本株は好調だった米国株を除けば、他の国に劣っているわけではありません。

もっといえば米国株も好調だったGAFAMを除けば、日本とほとんど同じ上昇率でした。

低成長でオワコンといわれている日本も、しっかりと株価は上がっています。

過去の成績が将来を保証するわけではないですが、日本の株価が今後も特別ダメということはありません。

全世界株式インデックスファンドの日本株の割合が少ない

次に日本で働いて賃金を円でもらっているので、リスク資産への投資は外国株だけでいいという考えについてです。

この考えは自分が働いて円を稼いでいるので、リスク資産には外貨を稼いでもらって通貨のバランスを取りたいという考えに基づいていると思います。

ただ全世界株式の購入に関しては、そこまで神経質に考える必要はありません。

現在日本株がオルカンの中で、1割にも満たない比率しか入っていないからです。(現在は5〜6%ほど)

他の国の成長と円安が相まって、世界の中での日本の存在感は残念ながら低下しています。

なので数%の問題でわざわざ悩んでも仕方がないです。

そのくらいの微差を受け入れて淡々と投資をした方が、インデックスファンドを用いた長期投資は成功します。

オルカンの方が人気でファンドとして成長する

これは投資対象の問題ではなく、オルカン、除く日本のファンドの成長度合いの違いに関することです。

オール・カントリーはオルカンの愛称があるように、多くのインデックス投資家に人気のファンドです。

実際に多くの投資家が積立設定しており、2023年2月現在で純資産額が8,800億円を超える巨額のファンドになっています。

一方で除く日本は、2,000億円程度の純資産額となっています。

来年以降新NISAが始まることで、より人気のファンドに資金が集中する可能性が高いです。

なので今後もこの差は開いていくことでしょう。

2つのファンドの差が微差である以上、素直に人気のファンドを積み立てた方がいいです。(わざわざ人気のないファンドを買う必要性はありません)

にしぐち

除く日本の2,000億円も一昔前のインデックスファンドなら巨額の規模なので、正直いうとあまり神経質に考える問題ではないです。

悩んでいるならとにかく分散しよう

ここまで日本株を除くより、日本株を含んだ全世界株式(オルカン)への投資の方が無難だということを説明しました。

・日本の低成長は株価に織り込み済み
・日本株の上昇率は他の国に劣っていない
・オルカン内の日本株割合が、そもそも少ないのでほとんど差がない

またファンドとしても純資産額など、今後オルカンの方が成長していく可能性が高いです。

現状では日本株を除かなければいけない理由は特にありません。

なのでインデックス投資の基本である、広く分散投資した方がいいという点を重視しましょう。

日本を含んだ全世界への分散投資をするのが、より広い分散投資になりリスクを抑える形になります。

にしぐち

実際2つのファンドの差はほとんどありません。
それならインデックス投資の基本である、長期、分散、低コストを忠実に守るためにオルカンの方を選びたいです。

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