「インデックス投資の中で主流になっている、米国株式と全世界株式どちらに投資したらいいか悩んでいる」
今回はそんな悩みを抱えている投資家さんに向けて、
・リターンの大きさだけに目を向けるのではなく、損失が出たときにどちらが納得できるか
で投資先を決めようという考え方を紹介したいと思います。
ちなみに私は世界中に分散投資してダメなら納得できるので、全世界株式(または自分で日本、先進国、新興国を分散させる)でインデックス投資をした方がいいと考えています。
世界中に分散投資して利益が出ない場合は、もう諦めるしかないと思ってます。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,400万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
インデックス投資も損をする可能性はある
インデックス投資は長期でみれば、利益が出る可能性が非常に高い投資方法です。
しかしインデックス投資も不確実なリスクを負う、立派なリスク資産です。
過去の成績が良いからといって、将来必ず儲かる保証はどこにもありません。
また長期と簡単にいいましたが、10年以上継続するのは大変なことです。
この期間でうまく利益が上がっていれば問題ありませんが、もし長い間損失や含み益が出ない状態が続いたとき、引き続き投資を継続しようという気持ちを持つことはなかなか難しいことです。
せめて投資を継続していく気持ちを持ち続けられるように納得感が欲しいものです。
米国株式でも10〜15年くらいの停滞はあり得る
今インデックスファンドの中で1番人気なのが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。
このファンドはその名の通り、アメリカの代表的な株式指数S&P500に連動することを目指したインデックスファンドです。
他にもSBI・V・S&P500や楽天全米株式など、米国株式を対象にしたインデックスファンドは今大人気ですね。
インデックス投資家に米国株式が人気なのは
・リーマンショック以降米国株式がずっと好調だったから
・長期的に見ると米国株式のみに投資するのが1番パフォーマンスがいいから
という理由があります。
確かに過去のパフォーマンスを見ると、米国株式のみに投資するのが1番リターンを得られる可能性が高そうです。
しかし最強ともいえる米国株式も過去には10〜15年程度の停滞がありました。
・1970年代から80年代前半にかけて続いた「株式の死」と呼ばれる長期の低迷時代
・2000年代のITバブル崩壊、リーマンショックによる株価の停滞(最後にリーマンショックが来たため、トータルではマイナス)
もちろん未来は誰にも分かりません。
今後しばらくの間、低迷が起きない可能性も十分にあります。
ただアメリカのみに投資して10〜15年程度の停滞があった場合、納得できるかというと私はあまり自信がありません。
全世界株式ならリスクを抑えて投資ができる
一方で全世界株式なら仮に1つの国が停滞しても他の国の株式が好調なら、損失を抑えたり、あるいは利益が出る可能性があります。
もちろん全世界株式で分散投資しても、損失が出る可能性は当然あります。
ただ私はリスクを抑えた上で失敗したとしたら、米国のみに投資するよりも納得できます。
繰り返しになりますが、世界中の株式市場が停滞したら諦めるしかないと考えてます。
まとめ:あくまでも自分が納得できた方で投資する
今回は米国株式か全世界株式どちらに投資するか悩んだ場合、
・リターンの大きさだけに目を向けるのではなく、損失が出たときにどちらが納得できるか
で投資先を決めようということを書いてきました。
そのため私は世界中に分散投資した方がいいと考えてインデックス投資を行なってます。(もちろんうまくいかなかったら悔しい気持ちにはなると思います)
なお私が全世界株式派なので全世界株式>米国株式のような説明になってしまいましたが、
・アメリカがしばらく停滞しても大丈夫
・今のアメリカなら長期の停滞はない
と考えている人は米国株式のみに投資するべきです。
あくまでも自分が納得した方法で投資をしましょう。
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