いよいよ新NISAのスタートが迫ってきました。
![](https://h13fiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/cropped-image-150x150.png)
去年の年末に制度の内容が発表された時は、まだ先のことと考えてましたが本当に早いですね。
ちなみに新NISAに関しての内容は以下の記事にまとめています。
![](https://h13fiblog.com/wp-content/uploads/2023/10/new-nisa-2024-300x169.jpg)
以前まとめた記事の繰り返しになりますが、新NISAの内容は以下のようになってます。
つみたて投資枠※1 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | |
非課税保有限度額 | 1,800万円(成長枠の限度額は1,200万円) | |
口座開設期間 | 恒久化 | |
投資対象 | つみたてNISAと同様※2 | 上場株式※3、投資信託※4、ETFなど |
対象者 | 18歳以上 |
従来までのNISA、つみたてNISAに比べて投資できる期間や金額が大幅に改良されてます。
多くの投資家が絶賛する内容となってますね。
また新NISAは従来のNISAと異なり、株や投信を売却しても翌年非課税枠が復活するという大きな利点があります。
とてもありがたい利点なのですが、
「復活する枠というのはどのように計算されるのか」
という疑問が浮かびました。
そこで今回は新NISAで購入した株や投資信託を売却した後、どのように復活するかを勉強したので、記事にしてまとめてみました。
新NISA売却時のルール
・買った時の金額分が翌年復活する
・何度も同じ株や投信を購入した場合、買った金額の平均で算出される
・つみたて投資枠と成長株投資枠は別枠で計算
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
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経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,400万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
株や投資信託を売った時に復活する枠は買った時の金額
![](https://h13fiblog.com/wp-content/uploads/2023/05/sell.jpg)
株や投資信託を売った時に復活する枠は買った時の金額になります。
売った金額が大きい場合、1年で枠を埋め直せない
1度に大きな金額の株式や投信を売ってしまった場合でも、翌年には全額枠が復活します。
ただし翌年投資できるのは、
・つみたて投資枠120万円
・成長投資枠240万円
の範囲内です。
例えば、成長投資枠で購入した株や投信を300万円分(購入時の金額)売却した場合、
翌年300万円分の枠が復活しますが、投資できるのは240万円までです。
一気に売却した場合、枠を埋め直すには数年間かかってしまうという点は注意が必要です。
同じ会社の株を何度も購入した場合、売却したら枠はどう復活するか
![](https://h13fiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/okane-fueru.jpg)
・同じ会社の株式を時期を分けて複数回購入
・積立投資で購入した投資信託
などを売却すると翌年復活する枠はどう計算されるのでしょうか。
答えは「復活する枠は買った金額の平均で算出される」です。
例えば、ある会社の株式を購入するとして、
1回目…1株1,000円の株式を100株購入
2回目…1株1,500円の株式を100株購入
だったとします。
その後100株を売却することになった場合、
翌年復活する枠のは、1回目と2回目の購入価格の平均に100株をかけた125,000円分となります。
なお買った金額の平均額は、自身の証券口座を確認すれば確認することができます。
つみたて投資枠と成長投資枠は別枠で計算される
![](https://h13fiblog.com/wp-content/uploads/2023/05/bunnkatu.jpg)
つみたて投資枠で購入できる投資信託は、成長投資枠でも購入することが可能です。
![](https://h13fiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/cropped-image-150x150.png)
リバランスする手間などを考えると、1つのファンドに絞った方が楽だと思います。
ただしつみたて投資枠と成長投資枠はあくまでも別枠の扱いです。
同じインデックスファンドを購入した場合でも、別々で計算されます。
同じインデックスファンドを2つの枠で積立続けて、
・つみたて投資枠で11,000円
・成長投資枠で12,000円
それぞれの平均取得価額になった場合、合わせて11,500円になるわけではありません。
別々の枠なので、売却時はどちらの枠をどれだけ売るか判断しなければなりません。
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私もインデックス投資家として、1本のファンドで新NISAを埋めるつもりなので、この部分はしっかり把握しておきたいです。
将来売却するときのためにしっかり把握しておこう
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今回は来年から始まる新NISAの売却時のルールについて主に書いてきました。
新NISA売却時のルール
・買った時の金額分が翌年復活する
・何度も同じ株や投信を購入した場合、買った金額の平均で算出される
・つみたて投資枠と成長株投資枠は別枠で計算
インデックス投資をしている人の多くは長期投資を前提にしていると思います。
そのためファンドを売却するのはまだまだ先の話かもしれません。
ただ今のうちにしくみを把握しておくことで、必要な時に躊躇なく売却できるようにしておきたいものです。
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