この2〜3年日本でもインデックス投資を始める人が増えてきました。
私が勤めている会社でも、証券口座を開設して実際にインデックス投資を始める人が出て来ました。
インデックス投資家の1人として、インデックス投資がポピュラーな存在になるのは嬉しいことです。
しかし投資をする人が増えていく中で1つ気になる点があります。
それは「インデックス投資は、長期間投資すれば損をしない」と考えている(むしろ確信してる)人が増えている点です。
実際に過去のデータを見る限りでは、
「長期間分散投資して保有し続ければ元本割れすることはない」
といっても良さそうに見えます。
しかしこの考え方は少し楽観的すぎます。
なぜなら過去のデータが未来を保証するわけではないからです。
インデックス投資もリスク資産、将来の値動きが不確かな資産を持つ行為です。
将来何が起きるかわからない以上、損をする可能性は常に頭の中に入れておくべきでしょう。
今回の記事ではインデックス投資も、元本割れする可能性は十分あるということを書いていきます。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,200万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
安易にインデックス投資をする人が増えてきた
今年に入ってから私の会社でもインデックス投資を始めた人、あるいは興味があるという人が増えてきました。
また20代、30代のつみたてNISAの開設が増えていて、インデックス投資というのがかなりメジャーな存在になって来ました。
しかし最近のインデックス投資熱の高まりを受けて、安易に始めている人が増えています。
あまりインデックス投資のことを理解せずに、とりあえずインデックス投資なら安全、大丈夫だと考えて投資を始めている人が意外に多い気がします。
インデックス投資だって万能じゃない
インデックス投資を解説した本や動画を見ると、まるでインデックス投資が完璧で万能な存在に感じてしまうことがあります。
しかしインデックス投資も万能な存在ではありません。
株式市場全体で下落が続けば、当然インデックス投資家も同じだけの損を受け入れなければいけません。
そもそも完璧な投資だったら、貯金なんかしないでみんな全てのお金をインデックス投資にぶち込みますね。
損をする可能性だって常にある
下落が続いて損失が大きくなれば、元本割れを起こすことも十分にあり得ます。
実際にリーマンショックが起きた時期にインデックス投資をしていた投資家の多くは、大きな含み損を抱えていました。
また最近でもコロナショックによる株価の大幅な下落で含み損になった投資家は多いです。
(実際に私も最大で100万円以上の含み損を抱えることになりました)
いずれの暴落でも市場に踏みとどまった投資家は、その後の株価の回復で大きな利益を得ることができましたが、次の暴落でも回復して利益を得られる保証はどこにもありません。
リスク資産を持っていることを意識する
確かに過去のデータでは、全世界に分散投資して長期保有すれば、負けることはありませんでした。
しかし繰り返しになりますが、過去のデータが未来の補償をしてくれるわけではありません。
将来の値動きが不確かだからこそリスク資産と呼ばれているわけです。
長期的に低迷してしまい、投資している資金を切り崩したい時に損をしている可能性もあり得ます。
投資をしている以上、最悪の事態も想定して絶対に儲かると考えるのはやめましょう。
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