いよいよ新NISAのスタートが迫ってきました。
新NISAは従来のNISA制度よりもパワーアップした、素晴らしい制度になっています。
新NISAの内容を簡単にまとめると、以下のようになっています。
特に非課税保有限度額が1,800万円になったのはとても大きな利点です。
ほとんどの人は新NISAの口座だけで(株式、投信などの)資産運用は完結するでしょう。
今回は来年からスタートする新NISAのに関する内容のまとめと、新NISAでの投資方針について書いていきます。
ちなみに私の投資方針としては、
・NISA口座はSBI証券で開設
・投資するファンドはオルカン1本
・5年間で非課税保有限度額まで投資する
となります。
この記事の著者
にしぐち @13bluecolor
経済的自立を目指して2017年からインデックス投資を開始
現在2,400万円の資産を運用中
このブログでは主にインデックス投資と生活改善についての情報を発信しています
新NISAの内容をおさらい
来年から始まる新NISAの制度について以下の図でまとめます。
つみたて投資枠※1 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限化 | |
非課税保有限度額 | 1,800万円(成長枠の限度額は1,200万円) | |
口座開設期間 | 恒久化 | |
投資対象 | つみたてNISA対象商品と同様※2 | 上場株式※3、投資信託※4、ETFなど |
対象者 | 18歳以上 |
なお成長投資枠で買い付けできる投資信託やETFは、以下のリンクからご覧ください。
他のポイントとしては現行のNISAと2024年からのNISAは完全に分離した扱いです。(現行の制度も2023年の分までこれまで通り運用できます)
つまりこれまでつみたてNISA、一般NISAを利用していた人は、
つみたてNISA or一般NISA
+
新NISA
の2つの非課税枠が与えられる形になります。
従来のNISAを使っていた人たちは、よりお得に非課税制度を利用することができるわけです。
2024年以降の投資方針
私自身は2024年以降は以下のように投資して行くつもりです。
新NISA口座はSBI証券で開設
新NISAの口座は、ネット証券最大手のSBI証券で開設しました。
理由はここ数年の楽天グループ全体のネガティブな状態に対する不安です。
大丈夫だと思いますが、どうしてもモバイル事業の赤字が頭に浮かんでしまいます。
楽天証券自体が潰れることはないと思いますが・・・
新しいNISAは一生付き合うことになる口座です。
そのため今後長い間安定して存続する証券会社で開きたいと考えました。
その点で、SBI証券の方が楽天証券より大丈夫だろうと私は判断しました。
ただ万が一証券会社が潰れても損失が出ることはありません。
他社への乗り換えの手間が増えるくらいです。
すでに今回乗り換えの手間をかけているので、自己満足な部分も多いですね。
投資する金融商品はオルカン1本
新NISAでは全ての枠をインデックスファンドの購入に充てます。
つみたて投資枠、成長投資枠の違いも気にしません。
インデックスファンドのみを積み立てます。
そして購入するインデックスファンドは、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
オルカンの愛称でお馴染みの大人気インデックスファンドです。
最短の5年間で1,800万円の枠を埋め切る
新NISAの非課税制度を最大限活かすためには毎年360万円を投資して、5年間で1800万円の枠を埋め切るのがベストです。
ただ年間360万円というと、月30万円ずつ投資する計算になります。
平凡なサラリーマンにはかなり厳しい数字です。
ただし今まで特定口座などでインデックス投資をしてきた人は、特定口座で運用していたファンドを売却して、新NISAの口座に移していくという方法があります。
私はこの方法を利用して、
「従来通りの積立投資+特定口座のファンドの実質的な移動」
の併用で最短の5年で枠を使い切ることを計画しています。
これまで利用していた非課税制度はどう扱うか
これまで利用していた非課税制度
・つみたてNISA
・iDeCo
に関しては以下のように利用していきます。
つみたてNISAはしっかり保有を続ける
つみたてNISAは新NISAとは別扱いなので、その恩恵を最大限に利用します。
上でも書きましたが新NISAに投資するための資金は、特定口座のファンドを売却するようにします。
これまで積み立てた240万円分のインデックスファンドは、非課税期間が終了するまでしっかりと投資し続けます。
idecoも最大限活用する
iDeCoのメリットを最大限享受するため、来年以降も拠出金の上限まで投資をします。
ただし今からインデックス投資を始める人は、新NISAの方が優先した方がいいので無理にiDeCoを始める必要はないと思います。
1,800万円の枠を埋めるのは簡単ではありません。
まとめ:あくまでもリスク許容度を超えない投資を
今回は2024年から始まる新NISAの内容と、来年以降の投資方針について書いてきました。
私の投資方針としては、
・NISA口座はSBI証券で開設
・投資するファンドはオルカン1本
・5年間で非課税保有限度額まで投資する
となります。
SBI証券でオルカン1本で投資する点は、多くの投資家にとって最適な方法だと思うのでオススメです。
ただ最短で新NISAの投資を完了させるという点は、無理に同じことをする必要はありません。
無理してリスク資産を増やすと、暴落した時に耐えられなくなります。
インデックス投資で大事なのは、投資を継続することです。
無理のない範囲で毎月コツコツ積み立てていくことが、投資に成功するための大事なポイントです。
自分のリスク許容度を守って長期投資を実践しましょう。
人気記事
-
インデックス投資
オルカン1本で投資が完結する人がうらやましい(リバランス不要)
私が投資を始めた2017年当時、インデックス投資は知名度がまだ低く、マイナーな投… -
クレジットカード
【三井住友カードゴールド(NL)】100万円修行達成しました(楽天キャッシュをフル活用)
私は2022年の6月に三井住友カードゴールド(NL)を発行しました。 三井住友カードゴ… -
クレジットカード
【還元率2.5%】PASMOへのチャージをお得に行う(ポイント3重取り)
私は通勤定期の関係で、交通系電子マネーはPASMOを利用してます。 交通系電子マネ… -
クレジットカード
三井住友カードゴールド(NL)→JALPayチャージ【100万円修行の味方】
年間100万円決済をすることで、年会費永年無料、還元率実質1.5%という、とてもお得… -
インデックス投資
【米国、全世界株以外の選択肢】先進国株式のみでインデックス投資
現在インデックス投資で人気の手法が以下を対象にした投資だと思います。・米国株…